「日本バスケ」に陽の目が当たる日が来るのを心から祈っている
9月22日、日本バスケのプロリーグ“Bリーグ”が開幕しました。
これまでも“bjリーグ”なるプロバスケットリーグが日本には存在していたのですが、実業団リーグ“NBL”の陰に当たる格好になっており、本格的なプロリーグと呼ぶにはなかなか相応しくないという実情でありました。
それが9月22日、実業団リーグ(NBL)とその陰に隠れていたbjリーグが統合した“Bリーグ”が満を持して開幕したのであります。
しかし、残念ながら正直日本で“プロ”のバスケットボールリーグの人気が爆発するのは難しいと考えられます。
日本バスケの厳しい現状
バスケットボールというスポーツは、展開の速さ、ゴール下でのパワフルな肉弾戦、そしてダンクシュートといったような、迫力とスピード感が売りのスポーツであります。
事実、本場アメリカでは「NBA」の人気が絶大であり、恐らく人類史上最高レベルの肉体と身体能力を兼ね備えたトップアスリート達が集まっております。そんな彼らの身体能力は世界一のメジャースポーツであるサッカー選手のそれをも遥かに凌ぐでしょう。言い方は悪いかもしれませんが、そんな“化け物”達がさらに抜群のテクニックを駆使して、凌ぎを削っています。それはもうとんでもない迫力であり、アメフトと並び全米屈指のプロスポーツと呼ばれるのも十分に頷けます。
それが日本ではどうでしょう。
日本人トップレベルにあるバスケットボールプレイヤーとNBAプレイヤー含む海外の選手では“大きな差”があります。“大きな差”とはまさに「身体能力」と「体格」であり、恐らくこれは埋められるものではありません。
例えば日本でも人気のあるサッカーであっても「身体能力」と「体格」の差から、海外のトップチームの選手と凌ぎを削っていくのが難しいと言われています。しかし、その差を「戦術」と「技術」である程度埋められると考えられていて、その理由こそがサッカー日本代表がワールドカップでグループリーグを突破できる理由でもあるのです。
(完全に余談になりますが、よく日本は女子は強いけど、男子が弱い。男子は情けないなーなどと言っている人がいますね。しかし、女性の民族間の身体能力の差は男性と比較してあきらかに少ないと言われています。よって、日本の女子選手が男子と比べて世界で活躍するのは当たり前なのであります。“なでしこジャパン”と男子サッカー日本代表を比較すると分かり易いと思います。とても長い余談失礼しました。)
ところがバスケットボールはではそうもいきません。
特にバスケットボールというスポーツほど「身体能力」と「体格」に影響されるスポーツはないということです。
結果、日本人プレイヤーが海外の選手を相手と戦っていくのは非常に難しいものがあり、「世界で戦えない弱い日本バスケ」の人気を出すのはとても難しくなります。
それでも私は日本バスケを諦めない
前述してきた通り、日本のバスケが世界と互角に戦い、メジャースポーツへと飛躍するのはとても容易ではありません。
それでも私は、このまま陽の目を見ずに沈んでいく日本バスケを見たくありません。
バスケに懸けて生きている全ての人に光を当てて欲しい。
サッカーのように熱く盛り上がるバスケを見たい。
日本バスケの普及に努めてきた全ての人が報われる日がいつか来てほしいと願っています。
幸い、Bリーグの開幕は順調なスタートを切ったと思います。
多くのメディアに取り上げられ、日本プロバスケリーグの認知度は飛躍的に上がっているのではないでしょうか。
問題は今後いかに人気を根付かせ、継続させることができるか。
そのためにはいかに「現地」で観戦させられるお客さんを増やすことができるかどうかに懸かっています。
バスケットボールの最大の魅力は「現地観戦」。
その魅力はTV観戦の比ではありません。
バスケットボールのもつ「迫力・スポーツ感」を最大限に感じることが出来る「現地観戦」を普及できれば、必ずバスケットボールの人気は上がっていくと信じています。
バスケットボールがもう好きな皆さん、バスケットボールに興味のある皆さん
是非ともバスケットボールは「現地」で観戦しましょう。
地元のチームを応援するでも、好きな選手のいるチームを応援するでも良いです。
沢山の人がバスケットの試合を見に行ってくれることが私の願いです。
“楽しさ”は保証します。
なお、チケットは以下のBリーグ公式サイトで購入できます。
私も明日試合見に行きますよー。
チアガールを見に。
日本バスケBリーグの開幕戦感動しました。NBAでもないのに日本のバスケの試合にあんなにお客さんが入るなんて。涙が出そうになりました。
— にゅろ (@nyuro0814) 2016年9月22日
日の目を浴びることがなかった全てのバスケットマンが報われて欲しい。
後日ブログに書きたいと思います。